Lamborghiniはいち早くCarbonデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームにて部品を量産する自動車メーカーとなる
2019年2月11日プレスリリース
世界有数のデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームであるCarbonは本日、イタリアSant’Agata Bolognese本社の高級スーパースポーツカー、スーパースポーツユーティリティ車のブランドであるLamborghiniとの戦略的パートナーシップを発表しました。Carbon技術を用いたLamborghiniの最初の生産部品は、Urusの車名が入りテクスチャ加工が施された新しい燃料タンクキャップとエアダクト用クリップ部品です。 2018年発売のスーパーSUVモデルUrusに両部品とも搭載されています。
Carbonは、デジタルマニュファクチュアリング革命への道を開くために、ソフトウエア、ハードウエア、材料科学で進歩を遂げています。CarbonのDigital Light Synthesis™(DLS™)技術は、光と酸素を使用して、樹脂プールから製品を迅速に製造します。 この革新的なアプローチでは、ネットワークに接続されることによってデータ中心のハードウェアのソフトウエアが更新され、革新的な材料との組み合わによって、デザイナーやエンジニアが以前は不可能だった製品を経済的かつ大規模に生産できるようになります。
「広範な購買リサーチを通じて、Lamborghiniの多くの自動車部品がデジタルマニュファクチュアリングに理想的な候補だと判明しました。Lamborghiniは、Carbonとの連携を通じ製造手段を用いたデザインを行うことによって、より耐久性のある製品をよりスマートに、より速く、より効率的に生産でき、なおかつ、市場投入までの時間を大幅に短縮することができるようになりました。Carbonとの持続可能な成功したパートナーシップを楽しみにしています。」
Automobili Lamborghini SpA 最高調達責任者 Stefan Gramse
LamborghiniはCarbonプリンタとDLS™技術を活用し、上級副社長兼エグゼクティブディレクターNikolai Reimerが代表を務めるVolkswagen電子研究所と緊密に協力して、内装、ミラーアセンブリ、アクセサリーコンポーネントといった多くの部品を再設計し、軽量で、耐久性のある、最終製品を生産します。Carbon耐久性材料エポキシ(EPX)82は、このような用途に必要な高圧、温度要件、衝撃強度に耐えられると実証されています。Lamborghiniは、Carbonを備え、高品質な軽量化部品を大規模かつ効率的に生産できるようになりました。
「Carbonデジタルマニュファクチュアリングソリューションにより、Lamborghiniのような企業は、生産手段を使用することによって、より良い製品をデザイン、製造する自由度が増しました。自動車業界での量産目的でのデジタルファブリケーションの適用が大いに有望視されています。CarbonとLamborghiniのパートナーシップは、デザイン、製造性、エンジニアリングを1つに融合したときに達成できるイノベーションの絶好の例です。」
Carbon CEO兼共同設立者 Dr. Joseph DeSimone
Carbon独自のサブスクリプションベースモデルは、定期的なネットワーク経由でのソフトウエア更新、継続的な教育とトレーニングプログラム、1対1のカスタマーサービスを提供することにより、顧客ビジネスニーズと密接に連携できます。これにより、顧客との深いパートナーシップが生まれ、様々な業界で新しいビジネスモデルが広がります。Carbonデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームが、様々な業界の企業が製品を再考し、かつて量産不可能だったものを製造するのにいかに役立つかの最近の証しとして、adidas Futurecraft 4Dランニングシューズ、Fordの新たな耐久性最終部品、RiddellのSpeedflex Precision Diamondヘルメットが挙げられます。